垂撥を使って壁に花を

聞きなれない言葉かもしれません。「すいばち」と読みます。「すいはつ」と読むこともあるようです。茶事の後座でときどき拝見して知ったのですが、掛花入れをかける為に使用する道具です。中央に溝があり、そこに掛け釘を入れ、すべらせることによって上下自在に動かし、花器を好みの高さに設置することができるものです。小さめの掛け軸や、扇子なども飾ることが出来、床の間がなくても床の間のような雰囲気を作れます。


  • 琵琶の撥に形が似ていることからつけられた名称だそうです。


この垂撥、猫さんのいるご家庭にはちょっと重宝かもしれません。猫さんは花を飾るといたずらしてしまうことがあります。これだと高いところに飾れるので、ちょっと安心かも。しかしジャンプ力のある子には無効かもしれません・・・うちの体重9キロの猫さんには、飛びつけない高さに設定してあります。手作り家具工房さんの味わいのある杉板の作品で、ご縁がありお迎えしました。

紅白のマンリョウと、紅葉、名残りの菊です。今日はクリスマスイブですが、全く関係ない画像ばかりupし、恐縮です・・・