谷根千でrockな猫を

谷中にあるギャラリー猫町さんで開催されているおおやぎえいこさんの個展へ出かけました。

ギャラリー猫町さんです。猫の階段を上ると懐かしい雰囲気の民家のギャラリーです

おおやぎさんは毎年「rockなカレンダー」を送ってくださいます。
懐かしの70年代~80年代のレコードジャケットがなぜか全て猫化されています。
わかる人にはわかるJAPANならぬNYAPAN

会場はとにかくマニアックな世界が展開されております。
おおやぎさんの愛溢れる超絶技巧猫化rockミュージックのめくるめく世界です。それがレトロなギャラリーに良く合っています。

ピンクフロイドのギタリスト、デヴィッド・ギルモア猫さんを
連れて帰りました。ちなみにギターは「ストラトキャスター」なんだそうです。
(マニアな家人より解説)

マニアックなrock猫とともに、のどかな「にゃーにゃー村」の世界も同居している展覧会です。2月3日まで開催されます。
70年代~80年代のrockファンの方、是非足をお運びくださいね。


さちこさんとバラ

「しばわんこの四季の庭」にはバラの好きなさちこさんのお話が出てきます

一番寒い季節ですがバラにとっては春にたくさん花を咲かせるための大切な休眠期。この時期に鉢バラの植え替えや、つるバラの剪定、誘引などを行います。

さちこさんもしっかり防寒服。厚手の革手袋をしてトゲで手を傷つけないように作業
します。さすがに着物では無理~

私も剪定、誘引に精をだしました。高いところは梯子に登って。
ちょっと怖いです。

パーゴラから青空が見えます。

鉢植えのバラも新しい土に植え替えます。アリさんが種を運んだのか
ビオラの花がバラの株元に咲いている鉢もあります。その小さな苗を
傷つけないよう植え替えてやります。


頑張って全ての鉢と地植えのつるバラの冬の作業が終わりました。

あとは春のバラを夢見るだけです。

春、さちこさんは着物に白い割烹着でバラの世話をしています。
こんな優雅な庭仕事は私の場合は絶対ありえないのですが・・・
でも、実は昔、本当にこんな美しい御婦人の写真が載った園芸の本を
私は見たことがあります。つるバラの咲く
古い洋館の庭にたたずむその御婦人は、グレイヘアをシニョンに結って
着物に白い割烹着、剪定鋏を持つ姿も凛と美しく・・・
あ~いいなー・・・夢はせめて、絵本の世界に描きましょうか。


蝋梅(ロウバイ)

蝋梅のつぼみが開きはじめました。

朝の光を受けて、真冬の庭に春を呼んだようです。

この一枝の花からも甘い香りが・・・


本当に繊細な蠟細工のような花弁です。花言葉は「慈愛」

真冬の寒さの中にそこだけふんわりと光が集まったようなこの花に、とってもふさわしい花言葉だと思います。

しばわんこの製作工程

「しばわんこと楽しく学ぼう和のせいかつ」では、お弁当をみんなで作る場面が出てきます。家でこどもたちが大人にみまもられながら、ゆでたまごやおにぎりを作るのを楽しんでもらえたらと思って描きました。

お弁当にいれるゆで卵を糸で切ってみよう、というページですが、おおまかなラフを作り、実際に自分でゆで卵を糸で切ってみて、絵や文章をしっかり正確に作りこんでいきます。

糸をぐっと引き下ろす手の形はやっぱり実際やってみないと描けないのです。

仕上がりです。


おにぎりやいろいろな具を実際に作り詰めてみます。子供が作れるよう、シンプルなものにしました。

作ったお弁当を見ながら仕上げの下絵を描き、本描きをしていきます。

完成して絵本になりました!


しばわんこは「実用絵本」という面もあるので、できるだけ正確に描いています。

なので私の仕事場の机には、お鍋やお茶碗、お玉、お醤油など台所道具がごろごろしていたりします!(^^)!

行李(こうり)

行李をあけると、黒猫のんちゃんがめざとくやってきました。

行李とは、植物(柳、竹、藤など)で編んだ葛籠で、昔の収納ケースのようなものです。こちらの行李は私が物心つく頃には実家にあったものなので、少なくとも50年以上前のもの。私は子供のころ、どうもこの行李が好きではなく、普通のプラスティックの収納ケースのほうが良いのにとずっと思っていました。でも母は絶対捨てなかったのです。この行李の良さに気付いたのは大人になってからでした。なにしろ軽くて通気性が良いし、丈夫なのです。

もう10年ほど前、「親の家を片付ける」という局面を迎えたとき、2つの行李を引き取ってきました。きれいに拭いたらつやも出て、捨てなくて本当に良かったなと思っています。私は着物の着付けグッズなどを収納しています。(のんちゃんのベッドにはしておりません(^^♪)

「しばわんこと楽しく学ぼう和のせいかつ」にもほんのちょっとですが行李の紹介をしてみました。