みけにゃんこたち はなちゃんとの日々 1

はなちゃんの3か月ごとのヘアーカットを続けて2年目を過ぎたころ、
いつもカット後、クリニックの先生が身体を丁寧に触診して下さるのですが
はなちゃんの乳房に小さなしこりが発見されました。
ただちに検査、結果は極初期の乳がんでした。全く元気だったので
信じられず、思わず涙ぐむ私に先生は
「おかあさんが悲しそうにしていると伝わってしまうから、」と声をかけていただき
はなちゃんの前では「いつも通りにしていることが大切」と気付かされました。
それに極初期ですし、このときはなちゃんはまだ9歳。若いので手術に耐える
体力は十分ありました。
早急に切除手術をしていただくことになりました。
片側1列の乳房を全て切除するという手術でした。
手術は成功、入院期間も短く(猫はおうちがいちばんストレスがないということで)
帰宅後も順調に回復し、食欲もすぐに普段通りに回復し、のんちゃんとごはんの
取り合いするのも元通りになりました。
はなちゃんのヘアカットをしていなかったら、こんな早期にしこりを
発見できなかったと思います。
そして術後3年がたち定期的な検査も続けていましたが、心配していた再発もなく、
毎日元気で良く食べ、もう安心!と私たちは、心底ほっとしていたのでした・・・

はなちゃんはたびたびMOE誌にも載せていただきました。
上下のお写真は写真家の金子睦さんに撮っていただいたものです。
誌上では、はなちゃんをだっこした写真を載せていただき嬉しかったです。
はなちゃんは美猫ですが、プロに撮っていただくとさらに美しく・・・
(親ばかです)

ライオンカットをしっぽ側からみるとこんな感じです。
術後もぷくぷくに太っていて、毛を刈るとお尻の「段」がはっきりわかります💦

「みけにゃんこたち」不定期に続きます。


しばわんこの和のおもてなし

ちょっと早いお知らせですが12月28日発売のMOE2月号(白泉社)で
しばわんこの和のおもてなし 描きおろし4ページが掲載されます!

しばわんこ、みけにゃんこと一緒に、久しぶりのメンバーも登場します。
描いている私もなつかしい人に再会するようで嬉しい気分です。
この「しばわんこのおうち」の絵は初刊の登場人物(動物)
紹介のページのために描いた絵です。
季節もちょうど今ごろをイメージしました。
ある日の黄昏時、普通の住宅地に忽然とあらわれた、
しばいぬとみけねこが暮らす和風住宅。
和風だけれど私は「マハリ~クマハ~リタ・・・」と魔法であらわれた
サリーちゃんのおうち、みたいなイメージで描きました。
しばわんこは「実用絵本」なのかもしれないけれど、私の脳内は、
やっぱりどこかファンタジーなのです。

そうは言っても、しばわんこを描くには調べものに追われます。
夜なべ仕事の最中、のんちゃんは、お茶の先生からいただいた
大事な茶道大辞典の上でくつろいでいます(;^ω^)
ページがめくれず、困ります。

みけにゃんこたち のんちゃん来る

久しぶりに「みけにゃんこたち」の続きです。
はなちゃんが6才を過ぎると、毛質も変化しましたが
あれだけ活発だったのに、寝てばかりになり急に太り始めました。
パリさんがいなくなり、1匹だけになってしまったせいでしょうか。
それなら、遊び相手にもう1匹・・・
と考えはじめました。子猫を受け入れるのは、年齢的にも
はなちゃんはまだ若いので、まあ大丈夫かな?と思いました。

子猫時代ののんちゃんです。姪たちに撫でられています。保護活動されている方から迎えました。
初の黒猫の男子!保護されている方のお宅に伺ったとき、たくさんの保護猫ちゃんが
部屋にいたのですが、この子だけが「こてん」と家人の足元に寄りかかり即決♡
さて、はなちゃんは、というと、のんちゃんとご対面したとき、完全に腰が引けていました。やっぱり先住猫の方が緊張するものなのですね。その後なんだかんだありましたが、まあ順調に馴染みました。そして、やっぱりはなちゃんはのんちゃんが来てから、再び活動的になってくれました。

主にのんちゃんがはなちゃんに接近していきます。

はなちゃんはメインクーンで大型の猫なのですが、小さいころ痩せていたのんちゃんは、いつの間にかはなちゃんを追い越し、びっくりするくらい大きい猫に
成長しました。クリニックの先生によると、太っている、というより骨格が大きいのだそうです。
三毛猫女子はそろって気が強かったですが、黒猫男子ののんちゃんは、本当に
穏やかな子で、ほとんど怒ったことがないんじゃないかと思います。
(はなちゃんのぶんのごはんを食べてしまい、はなちゃんには、よく怒られていましたが)

 

 

アンブリッジローズ復活

アンブリッジローズちゃんの続きです。
大雨で株元が裂けてしまい、接木テープでぐるぐる巻きにして
株をくっつけたアンブリージローズ。
5月の22日のことでしたが、あれからどんどん枝が出て葉が茂り
蕾も立ってきました。開花させると株を弱らせるので蕾は次々出ても
摘み取ってきたのですが、ひとつ、摘み取り忘れ・・・

それがあんまりきれいなので、そのままにすることにしました。

少し花弁の数が少ないですね。夏はこのように少なくなることが多いと思います。

今朝、開花しました!少し頼りなげですが、あの状態からここまで持ち直してくれて嬉しいです。
しかし、あれからネットで検索すると、バラにもやはり寿命というものがあり、
新苗から10年くらいで株が弱るようです。(原種はもっと強いようですね)
この子は12年。やっぱり労わってあげないといけないので、これからは花を満開にさせず、控えめに咲かせてあげようと思います。
シニアな私は自己投影(笑)お互いぼちぼちやっていこうね。

茶箱の点前

昨日は茶道のお稽古でした。

七夕に近いので、「天心」の色紙です。天心とは天帝(中国における最高の天上の神)の心、ということだそうです。牽牛と織女は自分たちのなすべき仕事を
おろそかにしたことで、天帝の怒りを買ってしまったのでした💦

お花はヒメヒオウギズイセンとギボウシ、先生のお庭に群生しているお花だそうです。
ヒオウギの炎のような朱色が美しいです。名前はスイセンとついていますが
調べると「アヤメ科」そして、ギボウシはユリ科です。淡い藤色ですね。
炎と水のような組み合わせが美しいと思いました。

こちらは茶箱の「月」のお稽古をしている私です。
7月に入ったので薄物(絹紅梅)の着物を着ました。

いつもはお点前中は、写真を撮ることはめったにないのですが、
お稽古でご一緒の翻訳家のおびかゆうこさんが、今回
写真を撮って下さいました。ありがとうございます!


お道具を仕込んだ箱を運び、点前中次々と箱からお道具を取りだしお茶を点てます。
釜は使わず、鉄瓶でお茶を点てます。お道具は小さな箱に全部入るように
全て小さい作りで、とても可愛いです。
お茶が点て終わると、お道具を最初のように次々と箱の中にしまっていくのですが、それがなにか気持ちよく、達成感がある楽しいお点前です。
茶箱があると、持ち運べるのでいろんな場所でお茶を点てることが出来ますね。